カナダの粉（小麦粉）について

パンを焼くのに粉を用意しなくてはいけないのだが、カナダで普通に売っているのは"All PURPOSE"という何にでも使える小麦粉が一般的だ。私はついこの間まで、これを日本で言う薄力粉だと思っていたのだが、実は薄力粉と強力粉を混ぜた中力粉なのだそうだ。どうりでクッキーを焼いても、お好み焼きを焼いても、日本で作っていた時より、ずっしり感があったわけである。個人的に軽めの仕上がりより、もっちり重たい感触の方が好きなので仕上がりが気に入っていたのだが、粉に秘密があったとは。日本でアメリカン・クッキーなどを焼いて上手く行かない時は、中力粉を使ったらいいと思う。パンを焼くには普通、強力粉を使うのだが、カナダではパン用に"BREAD FLOUR"というのがあるらしい。さらに、"All PURPOSE"の粉に混ぜて使える"WHEAT GLUTEN"(グルテン)というのもあるようだ。これを混ぜると"All PURPOSE"が強力粉に早変わりしてくれるという便利な粉。実は我が家でずっと使っている小麦粉、娘が教会のサマーキャンプに行っていた時、FOOD BANKにあったものを全て片付けた時に頂いたものである。小麦粉の賞味期限は数年らしいが、こちらの気候では湿気ることもないし、サラサラで臭いなども全くしないので、普通に使っている。この小麦粉は"WHITE"という漂白された粉なのだが、この粉がなくなったら、オーガニックの粉とか、漂白していない粉とか、全粒粉とか色々使ってみたい。ただ、この粉が10㌔の袋入りで、体重計で量ったら、あと6㌔ある。がんばってもっと色々作らないと。