トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

トロントでの生活、毎日の感動

娘が言っていた。「なんでみんなすぐ『カナダが好き?』ばっかり聞くんだろう?」確かにエレベータの中、バス停、いたるところでその質問をされている。娘はここでの生活が気に入っている。かと言って、日本での生活がイヤだったわけではない。当時はまだ小学校2年生になったばかりで、その歳では、そんな事など考えず、ただ親である私と暮らしていたのだろう。私はと言うと、今も毎日が移民権が取れた時と同じ感動で一杯なのである。いや、むしろ嬉しさがじわじわときているのだろうか。朝起きて窓の外を見る。ああ今日もここにいるんだ。きっと、この空気が好きなのだろう。テレビをつけるとリズムのいい英語が聞こえる。娘をデイケアに連れていき、先生と"Hi!"とあいさつを交わす。駅まで歩く道では、リスや鳩が忙しそうにしている。白と赤と黒に塗り分けられたTTCのバスが走っていく。黒人さんの子供達のおしゃべりに混じって、インド人達の会話が聞こえる。どこからかコーヒーの香りだ。バスの車窓から見える家々の前に立つ大きな大きな木々。3階建ての建物よりも高いアルムのモミの木だ。ブルーの地に白文字で書かれたストリートサイン。空を悠々と飛ぶカモメ。葉が全て落ちた木の上には鳥の巣が乗っかっている。雪が積もっているときはことさらキレイだ。家の屋根、庭、車の上、塀や庭木の上が白くてまあるくて童話の世界にまぎれ込んだかと錯覚する。前の晩に雪が降った翌朝に晴れていると風が吹くたびに木々についた粉雪がキラキラとさくら吹雪のように舞う。そう、視界に入るあれこれが感動を運んでくれていると思う。ずっと飽きそうにない。本当はもっと毎日喜びたいのを、忙しいので我慢しているくらいだ。
そしてサマータイム。仕事から帰って、娘をピックアップした6時でもまだまだ日は高い。これからますます日が長くなるのがとても楽しみだ。