コロナワクチン接種しました - トロント カナダ
日本ではこのところ、コロナの感染者数が急増し、ワクチン接種が急がれている様ですが、私もついに8月9日の月曜日に、一回目のコロナワクチンを接種してきました。カナダでは随分前から受けることが出来たため、持病などでワクチン接種を受けられない人達や、接種を受けたくないという考えの人達、以外のほぼほぼの人は接種が済んでいる状態だと思います。私自身は「一日も早くワクチンを受けたい」とも、「絶対にワクチンなど打ちたくない」とも思っていた訳ではなく、ただ様子を伺っていた感じでした。
ちなみに、私の住んでいるカナダのトロントでは、知っている限りでは、次の3種類の方法でワクチン接種を受けることができます。
- 政府のホームページから名前や保険証番号などを入力し、予約して接種を受ける
- Shoppers' Drug Mart（ショッパーズ・ドラッグ・マート、薬局のチェーンストア）のワクチン接種実施店舗に直接出向き、ワクチン接種を受ける。この場合の予約は不要。
- 感染者が多いとされている地域では、Pop-up Clinic（ポップアップ・クリニック）という臨時の接種会場があちこち（学校の体育館や、コミュニティ・センターなど）で開設されているので、近所に医療チームが来てくれた時に接種を受ける。この場合も予約は不要。
私はこのうちの3つ目の選択肢、ポップアップ・クリニックで、接種を受けてきました。ワクチンの製薬会社は、今回はファイザーか、モデルナの好きな方を選べる状態でした。（ファイザーを選択）ちなみに、ショッパーズ・ドラッグ・マートの場合は、店舗毎に、アストラゼネカ、モデルナ、ファイザーのどのワクチンが用意されているのかがホームページに明示されているので、自分の受けたいワクチンが置いている店舗に出向くことになると思います。
接種当日、受付の開始時間が２時となっていたので、２時少し過ぎに会場に到着しました。辺りを見渡しても、行列が見つからず、間違ったのかと思いましたが、５～６人の何かのスタッフの様な人たちがいたので、聞いてみると、彼らは受付などのお手伝いの人達で、医療チームの到着を待っているということでした。結局３時過ぎに始まったのですが、誰も怒る人もおらず、明るくおしゃべりして待っていました。こういうところはめちゃくちゃカナダっぽいです。こんなワクチン接種などという真面目な状況でも、みんな全く気楽なものです。（私も同様なのですが）
受付が始まると、名前とか保険証の提示とか簡単なことのみで、会場へ。やはり、受けたいのに未だ接種していない人はそれほどいない様で、会場はガラガラ。私が滞在した間でも10人受けたかどうか。スタッフの方が人数多い感じで、医療チームの人達も数人を残して、途中で帰ってしまいました。
私はちょっと特別扱いになってしまったので、そのお話をしておきます。接種の前に体調や過去の病歴などを聞かれるのですが、気を失ったことはあるか？という質問で、実際、何度か気を失ったことはあるのですが、一番関係ありそうなところで、歯医者での治療中に局所麻酔で気を失った話しを申告しました。すると、気を失いやすい人だと判断され、椅子での接種は危険ということで、マットを持ってこられ、床に敷き、その上に座っての接種となりました。針を打たれる時、事前に話していたフルーツジュースを飲んできたという話しから、
医療スタッフ：「なんのフルーツのスムージー飲んだの？」
私：「マンゴー」
医療スタッフ：「マンゴーの美味しいよね。あと、イチゴとバナナのも大好きなんだー。」
と、私が注射から気をそらす様に話しかけ続けてくれて、これって小さい子にするのと同じ手法で、おかしかったけど、すごい優しい人に打ってもらって良かったです。
接種後は15分間そのマットの上で時間を過ごし、何の問題もなかったので、帰宅しました。布マスク3枚セットと、接種後のアフターケアについてのリーフレットをもらいました。
副反応は、接種直後は何もなし。少しづつ接種箇所の痛みが強くなり、翌日が一番腕が痛く、腕を上げるのが難しかった。翌々日は未だ局部の腫れがあり、2日目よりはマシになったものの、痛みが残った。ほんの時々、頭痛もあったが、クスリを飲まないうちに消滅。3日目以降はほとんど普通と同じ状態で、4日目の今日はもう完全にいつも通り。腕の痛みのみなので、普通のインフルエンザワクチンと変わらなかったので、一安心です。
