トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

告別式〜初七日法要

11時から母の告別式。昨日のお通夜同様、たくさんの親戚が来てくれた。いつもそんなことは感じなかったが、親戚達がみな天使に見え、居てくれるだけでありがたかった。告別式と初七日の法要を終えると、みんなで母のお棺の中をたくさんのお花で一杯にしながら、最後のお別れになった。そこにいた全員が泣いていた。そしてすぐに出棺。弟が母の法名の付いた白木の位牌、私が花で囲まれた遺影、伯母が骨壷を入れる箱状の袋を持って行った。火葬の間、精進落としといって、来てくれていた人達に食事をして頂いたのだが、喪主である弟はその時の挨拶を私に託して、私から皆にお礼を言う場を作ってくれた。母を亡くすことがこれほどまでに辛いこととは、本当に今の今になるまで気が付かなかった。
夜、ホテルに帰ってからも辛くてどうしてよいのか分からなかった。自分自身、産んで育ててくれた親から遠く離れた地で勝手に暮らしていて、母に寂しい思いをさせたことが、本当にこれで良かったのかとその思いが繰り返しこみ上げてきていた。散々思った末、近所に住んでいたら、もしかしたら近すぎて、それほどお互いを大事に思えなかったかもしれない、今ほど打ち解けられず、喧嘩ばかりしていたかもしれない、私と母で築いた母娘関係は私達だけのどこにもないたった一つの関係だったのだから、素晴らしいものだったのだと、それを誇りに思って行こうと、そう心に決めることができた。悔やんだり、悲しんだりしても母が生き返ってくる訳ではない。母の人生を誇りに思い、「ごめんなさい、ごめんなさい」ではなく、「本当にどうもありがとう」と。