湯島天満宮

日本に行った時、なるべく行く様にしている神社がいくつかあるが、その中の１社に湯島天神がある。もちろん湯島天神独特のあの雰囲気が気に入っているからなのだが、成田空港を利用した場合、神社が上野から近いので地理的にも立ち寄りやすい。そんな湯島天神で大事なことを見落としていた。天神様といえば、菅原道真公なのだが、湯島神社は道真公がお祀りされる前から存在していて、元々いらした神様は天之手力雄命。天照大御神さまが天の岩屋に閉じ篭られてしまった時、岩の扉を開いた力持ちの神様である。神社に行く時は、だいたい事前に御祭神や由緒書きは確認してから参拝するし、神社に置いても見る様にしている方なのだが、学問の神様が有名すぎたようだ。さらに湯島天神には摂社として戸隠神社があり、そこにも同じ天之手力雄命さまが祀られている。長野の戸隠神社も何度も行こうと電車やバスのアクセスを調べたりしたが、未だ機会に恵まれていない。次回の一時帰国も３月初旬なのでその時期ではまだ雪が多く、天之手力雄命さまが御祭神である奥社への参拝は難しいだろうと思っていた。それが東京の湯島で叶うのだから、これは湯島天神へ行くのが非常に楽しみである。（ちなみに長野には湯島天満宮の分社がある様だ。そちらには菅原道真公だけが祀られているのか、天之手力雄命さまと併せてお祀りされているのかはウエブサイトには明記されていない。）それともうひとつ、湯島へ行く楽しみがある。湯島天神の男坂の下に心城院という天台宗のお寺があり、そこに江戸名水の１つである柳の井という湧き水がでているところがある。そしてその水で髪を清めれば美しい髪になるという言い伝えが。。。なかなか神秘的。まずは前回同様、母に病気平癒のお守りをいただいて、母の手術後の順調な回復と日頃のご加護に感謝をささげたい。