母の様子

今日は久しぶりに母とゆっくり電話で話しができた。相変わらず病院にいる。ガンの方は影を潜めているようだし、食欲も一時期とは比較にならない程、食べられるようになっている。ただ足腰が弱りすぎているので立って歩き回るというのは出来ない。トイレに行ったり、お風呂に入ったりというのもできない。「いつまでも（病状が）はっきりしないのよね。長くかかるのね。」と言っている。ただ痛みなどは無く、夜も普通に眠れる様なので、それは救いである。話していると時々、自分が歩けなくなってしまっていることは忘れて「売店でもちょくちょく行って歩く練習をしないと。」等と言う。ボケてしまっている部分も、ある意味、救いなのだろうと思う。元々母は、趣味らしいことはなく過ごしてきた。だから今でも読みたい本があるとか、見たいテレビがあるとかいうこともない様だ。入院が長期に渡ったので、母が入院前に住んでいた賃貸マンションは引き払ってしまっている。もちろん退院出来たとしても、独り暮らしはできない。その場合は弟の家で暮らすことになるのだが、それはそれで、介護の問題や母の居住空間の確保など色々と問題がある。どこの家でもあることだろう。自分だって将来、介護を受けなければならない状態が来るかもしれない。そういうことも考えると、やはり少しでも長い間、体の調子をいい状態に保っておけるようにしておかないと。