トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

仏教神道儒教 集中講座

日本で自分用に3冊の本を買ってきたが、そのうちの1冊が、井沢元彦氏著の"仏教神道儒教 集中講座"。戻ってくる直前の成田の本屋さんで立ち読みして面白そうだったので買ってみた。

仏教・神道・儒教集中講座 (徳間文庫)

仏教・神道・儒教集中講座 (徳間文庫)

で、読みすすめているが、これは面白い。出だしだけ面白くて、途中から尻切れトンボになってしまう本は多いが、これはどこまで読んでも面白い。まあ単行本が3部に分かれ、それぞれが短いというのもあるのだろうが。アマゾンをチェックしてみたら歴史的史実が間違っている箇所があるというレビューがいくつかあるが、それを差し引いても面白いと思う。例えば「往生」と「成仏」の違いなど。どちらも仏教からきている言葉で、往生は死んで、浄土に「往(い)って生まれる」ことで、成仏はそこで修行をして仏に成ること。また大乗仏教と元の仏教の違いなど。元々の仏教は各人が出家して修行をして悟りを開くのが本来だったが、全ての人が出家できるわけではない。そこで大衆を救済するのに、悟りを開いた人(仏陀など)の教えを請い、救われようというのが大乗仏教。この"大乗"という呼び名が、たくさんの人を救いの方向に乗せていく大きな乗り物という意味からきているというのが何とも覚えやすい。確かに中学生だったか高校生だったかの頃、社会の時間に習ったが、こんな風に分り易くはなかった。次から次から難解な語句がただ歴史順に出てきて、授業を1時間聞いたら、「?」が積みあがり、何のこっちゃとなることも多かった。(それ以上突っ込んで勉強しなかった自分のことを棚にあげてはいるが・・・)