トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

ガン治療

周知の通り、癌は生活習慣病だ。手術後再発が多いのは、転移というのもあるだろうが、結局、悪い所を切るだけで以前と同じ生活パターン、食生活、睡眠、心持、運動等に戻れば癌体質のままなので再発も当然のことだろう。食べ過ぎで肥満の人が一度脂肪吸引をしても食べる量を減らさず「脂肪吸引で瘦せたから良かった。」と肉や甘い物などのドカ喰いを続ければまた太るのと同じだ。ガン治療に対する私の見解は、別に西洋医学に真っ向から反対している訳ではない。十分回復できる体力があり、病巣を取れるのなら、手術には賛成だ。でも西洋医学の限界を知り、患者さん本人の自覚及び、他の代替医療、補完医療と合わせて体質、及び体内環境を大幅に変えていくことが必須だと考えている。ただそうは言っても既に病院で寝ている状態の人に出来ることには限度がある。母の様に年を取っている上、そういうことを調べたりする人でなければ、一般的な知識しか持ち合わせないし、自分での判断も難しい。そして家族だって会社や学校に行かなければならないのだから、看護にもまた限度がある。ここが一番もどかしい所だ。食事療法だってしっかり有機の食品で果物、野菜をたくさん摂れる様にし、ほぼ無塩に近い減塩にし、厳しく管理して作った食事を摂る事が出来れば、QOLの向上、及び延命に相当に効果があるだろう。でも例えば母の場合でも、私がそう分かっていたってそこまでの準備をすることが出来る人が患者である母本人を含め、周りにはいない。手術前には温熱療法が体温を上げて、体内のベースとなる免疫力の改善にいいと知っていたが、本人が自分から動けなければ家族が毎回予約をし、毎回送り迎えが出来ればいいが、私もカナダに来ている以上、無理だ。例え日本にいたとしても、近所にいて、昼間に時間があるとかでなければ、なかなかたいへんだろう。もっと補完医療が一般的になって、普通の病院でも選択肢として普通に提示されるようになるといいのだが。現状では結局、ガンの発生を抑えるのに抗がん剤を使うと言う話になる。「絶対に止めて下さい!」と断れればいいが、私一人の意見でそう主張し、先々「抗がん剤を使っていればもう少し長く生きられたのではないか?」というようなことを親戚などから言われても責任が取れない。とりあえず、抗がん剤の件は、母と弟に任せることにした。その上で、漢方を補完療法として取り入れてもらうことにした。日本に行った時に、今の病院から車で15分ほどの場所にあるガン治療に漢方を使っている病院を見つけたので、月曜日になったら、その病院でセカンドオピニオンのカウンセリング予約の電話を入れようと思っている。とりあえず話しを進めて、薬をもらいに行ったりは、弟か義理の妹にお願いするしかないのだが、抗がん剤だけでただ弱っていく母を見ているだけでなく、母の残された時間のQOL向上に少しでも効いてくれればと思っている。現状の母は、一時期、物凄く激やせし、入院中だが、今は食事も半分は食べられるようになり、体重も少しづつ戻り、リハビリに行ったり、売店などに行ったりできて、夜も眠れ、苦痛や痛みなどは全くないらしい。電話をすると声も元気だ。ただ1日のほとんどの時間を横になって過ごしているし、普通の生活をする体力はない。とにかく癌というのは厄介だ。なので早期発見と言わず、ガンに掛からない様な生活(=そういう風に考えない人にとってはとても面倒臭いことだが)を心がけるのが最良だと思う。