母退院、今後は

日本時間の月曜日に母が退院してきたので電話を掛けてみた。今は弟家族の家に居るので、トークは多少いつもより遠慮がちな感じはしたものの、3週間前にすい臓ガンの手術を受けて集中治療室に入っていたとは思えないほど元気な様子だった。本当にありがたいことだと思う。母はストレスを溜める性格だし、健康や食事に気をつけるタイプではないので、この先ガンの再発を防ぎ、もっと健康になって長生きしてもらうためにも、少しがんばって体質改善をしてもらおうと思う。
ガンの様な病気に対しての考え方は人それぞれで、例えば食事療法などの本の読者のレビュー欄を見ても全く賛否両論な事からもよく分かる。でも、例え手術が成功しようが、抗がん剤を医者に言われた通り投与しようが、体が出来ていなければ、治らないのは明白だと思うのだが。体が弱っていれば薬を吸収することもできないし、手術後の回復もままならない。風邪を引いただけでも「安静にして、正しい食事を取って、休息を取る…」（←これが正しいかどうかは別問題だが）というのに、こと癌となると"食事療法"というだけで目クジラを立てたようなコメントがあるのは理解できない。正しい食事が健康に悪いはずがないのに。"食べもの"だけでなく、口から鼻から皮膚からなど、どんな経路ででも体内に入るものに私達はもっと敏感になった方がいい。例えば空気。極端な例かもしれないが、汚染された空気を吸っていると「アスベスト」の健康被害の様なことにもなる。クルマの排ガスなどの多いところで気持ち悪くなるのは体が「危険だ」というサインを送ってくれているのだから無視している訳にはいかない。とはいえ、ひとりひとり体質が違うのだから、決定的な健康法などはない。出来る限りたくさんの情報を集め、勉強して、多くの本を読み、自分の身体に聞きながら"健康道"を進んでいきたい。人によっては「食事作りだ制限だ何だと面倒な思いをして楽しみを諦めてまで長生きなどしたくない。」という人もいるだろう。でも私には向こうの世界に旅立つ前にしたいこと、見たいもの、体験したいことが山積みなので、楽しく長生きしていきたいと思う。