伊勢神宮の式年遷宮

西口神具店さんから神具を送っていただいた時、神具と一緒に箱の中に伊勢神宮の"式年遷宮"の写真冊子が入っていた。素晴らしいお心遣いに感謝！その冊子の中の一枚一枚の写真は美しいのひとこと。カナダに来るまで特に意識もせず、日常の雑務や学校だ会社だという現代の生活だけに気を取られていた。そしてここ数年前までは気づかなかったと言ってもいい。いや、全く知らなかったと言った方が合っている。ずっと日本で暮らしてきたが、父と母がいて、祖父、祖母がいて、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんがいて…という歴史が本当にあって、だから自分が存在しているんだということに。この写真集を見ていると改めてそれを感じる。伊勢神宮の式年遷宮のウエブサイトによると、式年遷宮は伊勢神宮の最も大きな行事で今から約1300年前から（戦国時代の一時期を除き）２０年ごとに繰り返し行われ、来る平成25年には第62回目を迎えることになるのだそう。遷宮というのは、新しくお宮を作り、神さまに新しいお宮に遷（うつ）っていただく様にお願いすることで、正殿はもちろん、別宮、宝殿など全ての社殿、橋や鳥居、そして神様の御装束神宝も全てが新しくなる。ビックリすることに、今度の式年遷宮には約550億円程度かかると見込まれている。そうやって歴史と伝統を守ってきたところがあるということ。
詳細は： http://www.sengu.info/