信じる者は救われる？

信じるということは、最大の力を持っている。アブラハムが愛するイサクに刃物を振り下ろせたのも、ジャンヌ・ダルクが逃げもせず、火あぶりの刑に処されたのも、イエス・キリストが十字架刑を受けるに到ったのも、全ては神の存在を確信していたからだったはず。（信じる方向を間違うとたいへんなことになるが）信じていれば心に一抹の不安もなく確信していれば、何も恐れるものなどない。カナダでの生活を確信し、移民申請をし、カナダへ上陸した頃の私はまさに、この地での生活を確信していた。何も恐れるものなどなかった。決して後ろを振り向かず（どこの世界でも後ろを振り向くとロクな目に合わない）毎日の糧に感謝して日々を過ごしていた。ところが最近の私はどうだろう。あの頃の様な真摯な気持ちが残っているだろうか？