トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

母の様子

手術後の状態も安定し、無事退院して弟の家と自分のアパートを行き来しながら何とか過ごしている母だが、先日、手術で摘出した部分を元にした病理検査の結果を弟がドクターから聞いてきた。それによるとどうやら余り良くないらしい。目に見える病変部分は少なかったものの、細胞レベルでは既にリンパ節を通って全身に周っているということ。インターネットや本を見たりすればそういう状態からも、食事療法などを徹底的にやってそれから7年元気で過ごしている…という方達もいるのだが、どうにも難しい。母に出来る限りのことを話しているが、いつも「分かったわぁ。それはそれはいつもどうもありがとうねえ。」で終わってしまうのだ。ボケているとまではいかないが、話した内容などに基づいて自分で動けるほど理解してもらうこと自体に既にやや無理がある。一緒に住んでいるならまだしも、遠くに居ては本当に祈るしか手の出しようがない。たとえ日本国内に居たって24時間お世話が出来る訳ではないのだから。別に悲観的なことを言っているのではなく、それが現実だということ。母が健康や食事等にものすごく気をつけるタイプの人だったら、自分で出来たかもしれないが、「今までの73年間の集大成をどういう形で迎えるか」については個人の尊厳もある。たとえ親でも、たとえ長生きして欲しくても、それぞれがそれぞれの出来るようにいいように人生を送り、最後は逝くしかないのだから。そういう状態なだけに母は怖がったりしていることがなく、「その時が来たらそれでいいから」とあっけらかんとしている。こっちとしてはやりきれないが、母がせめて1日1日を楽しく過ごすことが出来るように祈るのみ。