トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

好調不調の波

スキル的には全然まだまだながら、今まで何度かゴルフに行ってみて、一番悩まされていることと言えば、今日のタイトル通り、"ゴルフの調子"、"波"である。色々チャレンジングなことあれど、この"波"ほど厄介なものはない。もちろん今後もっともっと練習を積んで、その"波"の幅を小さくしていき、好調時の"波"の高さを上げていかなければならないのは言うまでもない。なので今の状態での話しになるが、不調となると、ドライバーはチョロばかり、ウッドはダフってまともに当たらず、アイアンでは右に左にどこへ飛んでいくか分からず・・・という事態になる。反対に調子が良ければ、自分がその時点で出来る範囲で普通の球が打てる。一番困るのは不調な時に、自分で何が悪いのか分からないことだ。気をつけなければならない項目は気をつけているはずなのにダメなのだから始末が悪い。それも、その日、1打目を打ってみるまで自分が大丈夫かダメか予測不可能。あ〜怖い。この前読んだ山口信吾氏の「普通のサラリーマンが2年でシングルになる方法」には、「"波"というのは、スイングを矯正していく中で、自分の悪い癖が顔を出してくるために起こる・・・」と言うようなことが書いてあった。多少頷ける部分もある。ところが今読んでいる夏坂健氏の「ゴルフがある幸せ」の中に、プロゴルファーのジョン・ヘンリー・テイラー氏が雑誌の対談の中で話していた内容が引用されているのだが、そこには「1番ティに立つ前に25%の選手が心理的に敗れている。75%の選手が相手を恐れている。もし最初のショットが失敗した場合、90%の選手が今日は勝てないと思い込む。反対に1番ホールの勝者は65%の確率でゲームをものにする。最初の3ホールで連続スリーパットのミスが出た場合、その選手は80%の確率で敗者になる・・・・」とある。これを読むと、その日の好調不調はかなりの確率で自分の心理的な要因で起こっている様に受け取れる。好調不調の波の原因は、技能的な面と心理的な面の両方が作用しているのだろう。この夏、私のゴルフのインストラクターであるSVENDもかなり長期間、不調の波に襲われ、スランプに陥っていたらしい。もうゴルフをやめようかとも思ったと言っていた。ゴルフで生計を立てている人にとって、この"不調の波"は長引くと致命的である。私の様な全くのド素人ゴルファーでなくたってプロだって、この"波"には苦しんでいるのだから、ゴルフには精神修養も必要なのだろう。それにしてもゴルフとは特殊なスポーツだ。例え練習場で練習していても、どうも周りの目が気になる。自分も周りの人を見てしまう。周りの人が自分より上手いのか、下手なのか、どんなショットをするのか等々。そして上手すぎる人がいると、なんだか萎縮して打てなくなってしまうし、自分のミスショットが大失態に思えて、頭の中は真っ白になり、泣きたくなったり、情けなくなってこの世の終わりに思えてくる。反対に自分の方が少しでも上手いと思えば、何となく優越感に浸りたくもなるだろう。小さいなあ。他のスポーツで、例えばボウリングをしていて、隣のレーンに物凄く上手い人がいて、自分がガーターを出したって、さほど気にならないし、バッテングセンターで空振りしたって、笑って終わりだし、テニスでも卓球でも水泳でもウインドサーフィンでも、それほど周りの人の目が気になると言うことはなかった。でもゴルフは違う。全くもって厄介なスポーツである。