トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

言葉の獲得

英語。私たち日本人は何年も学校で英語を勉強しているのに、どうしてこうもネイティブの様に英語を使えないのだろうか?それは私たちにとって英語が外国語だからだろう。まさにあの有名な本"英語は絶対、勉強するな"ではないが、言葉は勉強して覚えるものではないのだろう。英語がネイティブの両親に育てられれば、または子供の頃に英語の環境で育てば、3歳程度でもかなりのことは聞き取れるし、自分の言いたいことが言える訳で、どんな科目も学校で最下位になってしまう子だって、母国語なら英語が話せないなんてことはない。私達の勉強法で出来るようになるのは英語で本を読むこと、文章を書くことである。これは内容がかなり難しくても、基本的な文法と構文を知っていれば、あとは辞書でも使えば何とかなりそうだ。次にあらゆる種類のヒアリング練習を続ければ少しづつ聞く事はマシになってくる。これは既に知っている単語や表現を音として捉えられる様になっているだけだろう。もちろん知らない語は何度ゆっくり言われたって、分からないが。で、一番たいへんなのは、話すことである。(人によるのかもしれないが、私にとっては。)ただ単に、自分の言いたいことを相手に分かってもらって、相手の言いたいことを理解するということではない。無理にでも色々説明すれば、ほとんどのケースで相手はこちらが何を言いたいのかは分かってくれるものだ。でもそれは、「これこれは、○○ですか?」「いえ、それそれは、▲▲です。」というだけのことで、ネイティブの様に英語を使うというのとはかなりかけ離れている。普段私たちが母国語である日本語を口にする時、スピーチや重要な会議などは原稿の準備をするが、普段は、全く自在に口でしゃべっている。頭の中で文章なんて作っていない。母国語はほとんど全てが既出の表現で、それを無意識に自分の言う内容に合わせて際限なく繋いでいっているのだと思う。それが英語(外国語)となると自分の中に溜め込まれている表現が少ないから、頭の中で文章を考えたり、不自然な言い方になってしまう。もっと書きたいことはあるが、長くなるのでこの辺にしよう。言葉を獲得すると言うのは、本当に奥が深い。