トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

驚きのトロントの賃貸事情

今日は普通の日本人の感覚では、ちょっとびっくりのことを書いておこうと思う。日本では部屋を借りる時、ほとんどの場合、敷金、礼金又は保証金と、不動産屋さんへの仲介料を家賃以外に支払う。これらがまず、カナダでは存在しない。支払うのは入居日に合わせたその月の家賃と、保証金の替わりに自分が将来その部屋を退去する月の家賃に充てる1か月分の家賃だけである。実質、借りている間の家賃以外は掛からないのだ。ここまでの話しでも、日本で何十万円も何百万円も払ってきて、たいして返戻されなかったことを思えばすごい違いなのだが、驚くのはここから。部屋を借りるときに預けた退去月用の家賃だが、これを家主側で預かっていて、なんと毎年利息分の金額に相当するチェック(小切手)をくれるのである。おまけに利率が結構いい。今日チェックを受け取ったのだが6%弱の利息が付いていた。こんな話しを聞くと皆、ちょっとカナダに引っ越そうかなんて思うかも。
それにしてもこちらから日本に行ったカナダ人が部屋を借りようとしたら、余りに請求額が大きいので、自分は外国人なのでだまされていると思うのではないだろうか?最近日本での外国人による犯罪が多発しているというのを聞くが、もちろん中には元々の悪人もいるのだろうが、彼らももしかしたら初めは真面目に日本で家族の為に働いて送金しよう等と思って、来日したのかもしれない。それが言葉も通じない、誰も助けてくれない、それどころか差別的な目で見られる、何もかもの制度に柔軟性がない。キツクて低賃金の仕事しかない。日本人からひどい扱いを受ける・・・等が重なり、思いつめる人も出てくるのかもしれない。(無論どんな理由があっても犯罪を犯すなどもってのほかだが)初めに日本に憧れて来た人にとってこんなつらい事があるだろうか。私はこの異国カナダで周りの全ての人に助けられ、支えられて、そしてカナダという国、オンタリオという州、トロントという市のあらゆるしくみに助けられている。日本もたくさんの外国人を入国させている国として、外国人に対しての体制、人々の意識を大きく変えていく必要がありそうだ。それは自分達日本人にとっても、自分の国、日本が暮らしやすい国になっていく第一歩になるだろう。そして世界中からやってくる彼らは、きっと日本に何かをもたらしてくれるに違いない。