トロント移民ライフ♪ FEEL TORONTO

カナダに移民してからの日常と、レイキのこと、ゴルフのこと、愛犬のことなどを綴っています。そして最近はヒーリーの話題です。どうぞよろしく。

出発の日の朝〜トロント到着まで

ついにやってきた旅立ちの日。前夜までの梅雨空が打って替わってさわやかな晴天。
天気予報でも「一日中安定した空模様でしょう。」とのこと。自分達の荷物は既にカナダに送り出し、この2週間程は実家の母のところに身を寄せていた。
朝、父の霊前に手を合わせる。まず、娘がおじいちゃんに出発のご挨拶をして泣き出してしまう。つられて、それまでこらえてきた私も涙がこぼれる。見ると母の目にも涙が。それでも母は「門出に涙は似合わない。」と気丈に送り出してくれた。親不孝な娘です。近所で暮らしてあげた方が良かったのではないかなど複雑な気持ちで一杯になるが、ここまで来た以上、しっかりしなければ。成田に着き、事前にしておきたかったのだが、できなかった当座の資金を両替し、前日に空港宅急便で送ったスーツケース2個を受け取る。荷物のセキュリティチェックの後、チケットの受け取りカウンターへ。私達は片道切符なのでビザの提示を求められた。カナダ大使館発行の移民用のトラベルドキュメントを見せると、「これ見たの、初めてです。難しいんですよね。ビザ取るの。私、以前バンクーバーに留学していたんですよ。羨ましいです。」と言われ、今回は普通の旅行じゃないんだと思う。
国際線の飛行機は全くと言うほど揺れず、超快適なフライトでミネアポリスへ。乗り継ぎ便は1時間ほど遅れてミネアポリスを発った。その上、厚い雲に阻まれ、結構揺れた。日本語ではそんな時、「ただ今、気流の悪いところを通過中です。・・・」等とアナウンスがあるが、英語では"turbulence(タービュランス)"という語が使われる。初めて聞いた時は、まるで飛行機が螺旋を描いて落ちていく様を想像したが、実際はちょっとした乱気流の時も使われている。今ではビビらなくなったが、余り聞きたくない単語であることにかわりはない。
トロントからはいつもはバスと地下鉄を利用するが、今回は大荷物の為、タクシーを使った。アラブ系の運転手さんで、悪い人ではないのだが、途中かなりしつこくディナーの場所の案内や、今後出かける予定を聞かれ、やや閉口した。これがトロント流なのかもしれないと思う。

写真はノースウエスト国際線の機内食